
ただ与えられ、
弄ばれ、
苛まれる事に歓喜する♂と化していた。
そこには明確な上下関係が成立していた。
喜びも悲しみも、
時にはその者の人生までも
ほんの少しの気紛れで変えてしまえる程の
絶対的な権力を手にした者と、
与えられ、 
翻弄され、
苛まれる事に身をゆだね、
何とか主人の歓心を得ようと
懸命に献身する者と・・
裕美子は
部屋のドアの前に立った時、
何もしなかった。
すべき者がすべき事をできるように
ドアと自分との距離を少しだけあけて立っていた。
和夫は黙ってドアを開け
裕美子が部屋に入るのをエスコートした。
素早く裕美子の後を追いかけ、
恭しくコートを脱ぐのを手伝った。
当然の様に 
裕美子はソファにゆったりと腰を下ろし、
和夫もまた当然のように
悠然と足を組みタバコをくゆらせている
裕美子の足元に正座した。
ここまでの作業に
あまり会話は必要ではなかった。
まるでもう
何年も前からそうだったかの様に
支配し、跪かれる者と
隷属し、献身する者との
明確な関係がそこに存在していた。
和夫は裕美子のブーツに恭しく口付けた。
「手紙・・見せて」 
裕美子が手紙を読む間、
和夫は床に顔を擦り付けて土下座していた。
ひれ伏した頭の上で
読み終えた手紙を封筒に戻す紙の音が聞こえる。
・・ 暫らく
・・ 裕美子は何も話さなかった
怖いくらいの静寂の時が流れた
「よくもまあ・・」
ようやく裕美子が話し出した。
「こんな恥ずかしい事書けたもんね」
「お前・・頭おかしいんじゃないの ・・?」
和夫は土下座したまま
裕美子の声をじっと聞いていた。
まだ顔を上げていいとは言われていない。
じっと顔を床に擦りつけたまま
天の声を聞いていた。
「でも ・・ どうしても ・・
こんな風にしか生きていけないんだね ・・」
「最後に ・・
もう一度だけ確認しとくね ・・」
「つまり・・ 
お前は私にすべてを捧げる奴隷になりたいのね」
「・・本当ね・・?」
「お前の変態性欲を満足させるために
奴隷にするんじゃないわよ」
「私のしたい様に、
私の便利な様に、
私の楽しみの為にお前を使うのよ・・」
「いいのね・・?」
土下座した奴隷の頭の上に
ブーツをのせて問い詰めた。
「・・はい、心は決まっています」
じっと土下座したまま
声を震わせて答えている。
「顔を・・ お上げ・・!」
奴隷の頭から足をおろして裕美子が命令した。
「ふっ、どうやら本気みたいね・・」
「これだけで、お前のチンコ もうギンギンだもんね・・」
正座する奴隷の股間を
ブーツでまさぐりながら
楽しそうに裕美子は微笑んだ。
「こんな情けない状況でそんなにも感じてしまうんだよね ・・」
「どうしようもないマゾだもんね ・・ お前は ・・」
「そんなにいやらしいどマゾじゃ、 
せいぜい私の奴隷として生きていくしかないわね ・・」
「私の足元で
マゾの悦びと悲しみをたっぷりと味わうがいいわ ・・」
「・・ カズ ・・ せいぜい私に尽くす事ね 」
「・・ 捨てられないよう一生懸命尽くすのよ・・!」
「・・ 楽しませてもらうわ・・!!」
ぎらぎらと輝く
裕美子の美しい目に見下ろされながら
和夫の顔は
あふれ出る涙でくしゃくしゃになっていた。
- Love Letter - (完)
足フェチ、匂いフェチで女王様のおみ足、お靴、ブーツ、全部大好きです。女王様の蒸れたおみ足の匂いだけで射精できる立派な変態になりたいなどと妄想しています。
Author:M.Bolton
job;専門職
style;170/58
favorite;女王様のお履物の中敷が羨ましいのはやっぱり変態でしょうか?

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